読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

公務員をめざそう

公務員をめざそう、と思った。

 

きっかけは、給料形態への不安だ。決して不満ではない。新卒で右も左も分からない私には比較する対象もないし、世間的に見て収入が高いのか低いのかもわからない。ただ、社内でふんわり聞いたウワサ程度の話に、ふんわり流せないものが混じっていたから、早めに手を打とうかな、と思った。

 

弊社、昇給がほぼないらしい。

 

「ほぼ」というからにはもちろんないわけではないし、成果をあげたら微増することもあるらしい。でも、微増。微増だ。

 

数年後も初任給とほぼ同じ…………。

 

そもそも私の初任給は決して高いとは言えない。でも初任給だから仕方ないと思ってた。最初は戦力にもならないし、これから上がっていくだろうと思っていた。でも、上がらないんだったら。数年後も数十年後も同じ給与で働き続けるっていうのは、どうしても無理だった。戦力外レベルの出来の現在と仕事慣れした未来の私が変わらない給与で真面目に働くなんて、無理だ。モチベーション維持ができない。

 

そもそも、仕事ができるようになってからも今と変わらない給与ということは、仕事量に対する給与は減っているといえるんじゃないのか、くらいは考えてしまうし……搾取だ……詐欺だ……。

 

あと社員のモチベーション維持をあんまり重視してない感じがちょっと信頼できない。ツイッターでたまに話題になってる「友達と遊ぶときお金で選択肢を狭められるわたしとの関係にはお金を出したくないみたいに思っちゃう!」みたいなアレを思い出したかな。相手はそこまで考えてないし被害妄想のときもあるんだけど、これは人間は自分にコストを使ってくれる相手のことは大切にしようと思うって話なんじゃないかなーと思う。なんていうか、意外と「あなたのことを大切にしていますよ」「重視していますよ」と示すのは難しくて、それを示すための方法の一つがお金だったりする。お金は価値があるものだから、相手にとって価値があるものに対して使うものだろう。だから、自分との関係に価値があると相手が認識しているという推測を成り立たせるのではないかと思う。話が逸れたけど、仕事もおんなじだと思う。「期待してますよ」「ちゃんと働いてくれるって信じてますよ」って言葉じゃないもので示したほうが(言葉だけだとコストを安く見られているだけに感じてしまう…)、絶対に効率は上がるしお互いのストレスも少なくなると思うんだけどなあ。なのに、そこに投資しないってことは、うーん……。

 

そんな状態で働き続けて、これからの人生増えないお金を必死にやりくりしていくのかと思うとこわくてこわくて仕方がなかった。このこわさに慣れないように、未来が見えない、こわい、という気持ちをちゃんと書き残しておこうと思った。お金がすべてではないけれど、生きていく中で「お金がない」という理由で選択肢を減らしていく人生は送りたくない。お金がある幸福は想像しにくいけれど、お金がないことで起こる不幸を減らせる幸福はたぶん多いから。幸福の幅を増やすためには、私は今ここで諦めて愚痴を言うだけではいけないと思った。行動しなきゃ何も変わらないから。

 

というわけで、今のところとりあえずは公務員をめざそうかなあと思ってる。これから変わるかもしれないし、諦めてしまうかもしれない。でも、わたしの人生だから、わたしの好きなように生きられる道を選ぶべきだと思った。